SPLのモニターコントローラーは2Controlです。アクティブモニター時代に台頭したいわゆるパッシブプリアンプ&モニターセレクター。モニター環境の要の機器となると見る目、聴く耳もシビアにならざるを得ませんが、さて。
SPLはドイツの有名なプローディオメーカーなんだけど日本でのブランドとしての位置付けはいまいちサブっぽい扱いな気がする。チューのも正統派なプリアンプやEQ、コンプなんか作っているもののそれらの機器よりトランジェントデザイナーやバイタライザーなど裏技隠し玉的機器にヒット製品があることに他ならない。今じゃ皆プラグインでよく使われているものばかり。
そんなSPLだけれども個人的にはやっぱ遊びのないドイツ製で、EURO圏でタフなアナログ機器を作ってるメーカーと言えばってそれって感じのイメージ。基本音のカラーはアメリカ製みたいにバカっぽくなくて、イギリス製みたいに煮詰まってもなく素直なファット&ハイファイを地で行く感じで実は理想(英米)と現実(日本)に立つ?自分が見据えるべきオーディオイメージに一番近い音をブランドカラーとしてる。カルテと別件バウアーしかドイツ語を知らない僕が一番シンパシーを感じる欧米感性が結局ドイツなのかと思うと笑える。
さておき、BenchmarkのADC1&DAC1に変わってノリで入れたUniversalAudio2192が純粋なAD/DACだったもんで急遽その代わりにモニターコントローラーが必要になったのが経緯。Benchmark DAC1はやっぱ優秀でしばらく代用が見つからなくてよっぽど買いなおそうかと思ってたところこのSPL 2Controlがずっと使ってきたみたいに馴染んだ。とてもよろし。壊れたらまた買うだろうくらいお気に入りになりました。
ちなみにヘッドホン出力の脇にあるCrossfeedというボタンでヘッドホンでもリアルスピーカーを鳴らしているようにモニタリングできるとある機能がなかなかそれっぽいステレオイメージが拾えて、面白く便利ですが!これでヘッドホンによる秀逸なステレオミックスが行えてしまうようなことはおそらく無理です。ささやかな夢は砕いておきましょう、あはは。
SPLは良いアウトボードをたくさん出しているので機会見て導入してみたいなあ、特にマスタリング系のハイエンドEQ、、、なんつて。
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