もともと英シンセメーカーとして有名なNovationのDAWプラグイン用MIDIコントローラーNOCTURN(ノクターン?)。コンピューターミキシングの不都合をかなり和らげてくれる幸せな一品、第2弾です。

ご存知現在のミキシングの多くにMAC、PCを都合よく利用するのはプロもアマもその中間も変わりありません。マウスを使ってのミキシングなんてサイテーってなもんで結構前からフェーダーに関してはそこそこお金払えばそこそこしっかりしたソリューションがありました。しかし昨今自分が困っているのはEQノブなのでした。

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もともと自分はDAWの歴史と共にミキシング自体スタートしてるのでマウスでコロコロするの慣れてるんですがスキル上がれば上がるほどディスプレイが邪魔になってきます。耳の前に画面上の数字に影響受けるのが煩わしい。あなたはこんなに変化させましたよってEQカーブなんて見せてくれてくれるのが煩わしい。2回言った。それくらい煩わしい。
一番つらいのが画面上のつまみやポイントをマウスで引っ張ること。自分メインはOxfordEQなんですが画面に映るあんなにでかいつまみを回せたらなーと思わされ、SONYのデジミキ中古とかに目をギラギラさせてしまう末期症状がでる始末。買う金、置く場所絶対無いくせに。

経緯はもう良いでしょう。
コレでまわせるのです。専用ソフトでとっても簡単に好きなVSTエフェクトのつまみをアサインできます。そしたらもうEQが優々楽々、喜々來來。パラメトリックEQを発明したのは(?)ジョージマッセンバーグですけど彼もパライコはつまみで回してナンボと思っているはずです。

不思議なものですがEQポイントを見つけるのが速く的確になるのですよ。無かったらこなせてなかったなーと言うほどの経験もあり。もちろんEQ以外でもなんでもアサインできて超がつくくらい便利。みんなに薦めたい。そんな高くないし。

難点というか希望というか。
クロスフェーダーがいらない。スピードダイヤルが思ったより使えない。
EQにアサインする場合つまみ8個ってのがちゅーと半端。
倍の16個仕様で大体ほとんどのEQがページめくらずに済むかな。18だと完璧。
あまり使わないプラグインだとどこにアサインしたか忘れてしまう(泣)。
いずれにしてもかなりの便利ぐっつなことには変わりは無し。

これ書いててやっぱ耳で聴く事&耳の経験値が大事だなと。
視覚を比べた時の聴覚の繊細さとか考えると
スピーカーの間にディスプレイを置かないスタジオやミキシングエンジニアって信用していいと思うな。