チューブテックのコンプレッサーCL-1Aです。つべてっく。青いパネルがやたらカッコイイのプロ用真空管機器のスタンダードです。

TUBE-TECHは80`sに代表される真空管機器メーカーです。
過去半世紀、大手電信機器メーカーが真空管式の放送機器からトランジスタやIC使ったもの変わって行くながれがありますが。
音楽制作にはカラーとして変わらず真空管機器の需要はあるにもかかわらず真空管機器がみんなヴィンテージになって行く、そんな時代にリイシューのような形で受け入れられたのがTUBE-TECHと認識しています。ご存知、今では立派な老舗メーカーです。

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真空管コンプである本機、何気にアタック、リリースを可変できる珍しいチューブコンプです。
そのアタックとリリースをfixとmanual、もしくはそれの複合をモード切り替えできるのですが
このfixモードがすばらしいのです。真空管の倍音と相まって歌がすごく滑らかに処理できます。
取説読んでないのでfixモード仕組み把握はしてませんが1176全押しとキャラ違いで双頭張れますね。
私も一環して歌に使ってます。

あと、ちなみに本機、音は細いです(笑)。
なんなんでしょう。質感は流石なのですが線の細さは仕様でしょうか。
ADLやTUBE-TECH、focussriteあたりを使っていて感じているのですけど。80`sデザインの機器は80`s故に総じて腰高なキャラクターが多い気がします。
むしろ最近の機器の音傾向が太さ一辺倒ともいえそうですが。

CL-1Aより現行のCL-1Bの方が現代感覚にマッチさせているかもしれないし。
この滑らかなコンプレッションを求むならTC powercoreのプラグイン版なんかもありかと思いますね。イメージの話ですけど。

それにしても80`sの隆盛を誇ったメーカーはパネルが派手で楽しいです。
青のTUBE-TECH、紫のPURPLE AUDIO、緑のJOEMEEKなど。
全部そろえるとスタジオが楽園のようになりますよ~

私はそんな80`sの哀愁あるトロピカルカラーズを讃えて"バブル機器"と呼んでおります。