サミットオーディオのチューブDIです。前回のMANLEYのマイクが私のレコーディングツールの中でも1、2を争う花形機器だったので今回地味な奴でゆきます。でもSummit Audioは真空管アウトボードの老舗、さて。

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本機DIなのでエレキギターやベースをライン直録する際に使います。音は基本ハイファイで、ドライブつまみをまわすとチューブキャラクターをつけることができます。そんで。このDIはなぜだか知らんのですがキャノンアウトがラインレベルで出力するのではなくマイクレベルで出力します。ですんで、大体コレをマイクプリの突っ込み、その後にオーディオインターフェイスに流れる感じで使います。TD100のチューブドライブとAMEK CIBのインプットドライブ、R NEVE Designの5042のテープコンプをあれこれ調整して楽しく録音するのです。

外スタジオで収録する際は機材が増えるのでDIはManleyのマイクプリに付いているものですませます。ManleyマイクプリのDIはフツーにリッチなので同じチューブ機器でもコレとは全然キャラクターは違います。どっちかというとこのTD100とAMEK CIB、R NEVE Designの5042のドライブ複合の音の方が好きです。もちろんどんな曲録るによるけども。いや、どんな時も。

近年のPC,MACのオーディオDAWやそれらにまつわるプラグインはなんだかんだみんなすげー音は良いし、超便利で恩恵受けまくりなのですけど、心地よいオーバードライブ、サブハーモニックなサウンドをつくり出すことにおいては壊滅的に終わってます。極端な話クリスタルクリアなサウンドは取り扱い説明書をよめば誰にでも作れるかもしれません。コンピューターDAWにあたえられた便利快適仮想空間内でできることだけに終始満足してしまってはミュージシャンもエンジニアもアーティストどころかただのスレイヴになってしまうこと忘れないようにしたい2008年です。ええ、ひとり言です。

では、皆様ことよろ。