NEVE 33609C 。説明不要のコンプレッサー、リミッター。適当なことを書くと職業エンジニア諸兄にぶっ飛ばされます。それくらい定番。特にこの"C"が付く70'sのオールドモデル。誰もが買えるようなお値段ではないですよー。

音ですが。太いとか使いやすいという前に、なんかもうたくさん聴いていますね、この音。本当にたくさん聴いています。既にみんな聴いてます。70年代中後期のステキなレコードは全部じゃないけど、ほとんどみーんなこの音です。もちろんそれ以降今に至るまで。

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エンジニア諸兄が絶対の信頼を置くのがわかります。とてもいい感じにまとまります。しっかりミックスのマナーは守る必要はありますが、ちょっとくらい変なことしてもなんか意図的に聞こえてしまうとこがハッタリ効きます。

普段使ってるMANLEYのvariable-muとはひとつ共通することがあり。USでの話ですがどちらも放送局のマスターに使われています。要するにどんな音でも音が変えずにコンプレッションしつついい音まとめちゃいますよってことが得意。あとどちらもすごくクセ強い(笑)。

"Cモデル"までがニーブおじさんが手がけたものらしく、その後~現行モデルは、音が違うので33609じゃないとのことです。実際キャラを決定付けている入出力トランスが変わっていたり、A級回路であったものがAB級になっていたりと"見た目だけ"と厳しいこと言う方も多いです。
故にCモデルまでの33609はタイソウな値打ちあるのだと、はぁ。

MANLEYのコンプを仮パクしてるクセにこの曲はNEVEの方が合うなぁーとかいってトラックダウン時に借りてます。

そんな大変な名機。
なけりゃないでAMEK CIBをステレオで持ってることもあるので…

タダで借りられるなら買う必要がないかも。と、最悪なこと思ってみたりする次第。