phat tuesday sound news & more 2010

ファットチューズデイサウンドのブログです。

speck electronics XTRAMIX

speck electronics XTRAMIX 40chのスタジオクオリティーのラインミキサーです。DAWのサミングアンプとして使っています。18chしか使ってません。40ch、そんなにいりません。でもその前に、そのサミングアンプって何?つー話をしましょう。

いまどきソフトウェアと使ってPCやmacに録音ができるわけですがさらにソフトの機能としてマルチトラックの音声をコンピュータ内部でデジタルミキシング、ステレオの音声データにトラックダウンできるんですね。

とっても便利ななのですが細かいこと言うとそのやり方ではなにやらペラペラな音になってしまうんです。キレイなんですがなんというかグッと来ないステレオミックスになってしまうのです。正確に言うとロジカルなミキシングをしないと混ざらない。結果キレイなミックスになってしまって強引な感じを出しにくいというのか…

まあ、そこでコンピュータの便利さはそのままにホットでグルービーなミックスを行うためにマルチチャンネルでアナログアウトしてミックス調整はコンピュータ、でも実際に混ざるところはアナログになるようにすればいいじゃんとまじめなエンジニア達は考えるようになった訳です。そんな中、DAWのアウト出力をただ混ぜるだけのミキサー機能がある機器をサミングアンプというようになりました。日本ではミックスバッファとかとも言います。

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はい。そこで問題なのが音が細くならないアナログミキサーでやっぱり高いのです。NEVE、API、SSL、MANLEY、EMIなんかあったらいいっなと思いつつ値段みると皆かるーく最低100万コースなのです。結局このspeck electronics XTRAMIXを知人に譲ってもらいました。もともと昔の中堅アナログスタジオコンソールの太い音でしたが音質向上の改造を施してもらいさらにワイドレンジでガッツのある音にしました。残念ながら先述高級コンソールにあるようなマジックまではありません。

このミキサーを入れた後も何度となく若気の至りだったかなー?と、PC内部ミックスをトライしてみますがやっぱり最終マスタリングの後、立体感に差がでますね。

まあまあ、そんな訳でやっぱり居てくれて感謝してしまう機器なのです

cardas golden reference

カルダスゴールデンリファレンスパワーコードです。こんなものを紹介してしまってよいのだろうか。ある人はマジですげー!と言い、ある人はバッカじゃないの?切り捨てる。未だ意見が2極に分かれる電源ケーブルです。しかもこれ高いです。興味がある人は勝手にしらべてください。

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私が録音業を行うきっかけであり、勝手にあがめているスティーリーダンのエンジニアで有名なエリオットシャイナーが絶賛しているカルダスの電源ケーブル最上位モデルですね。そりゃ使ってみたいじゃないですか。少しでもあの音に近づくなら…そう、若かったのです。

で、これを使うとどうなるかというと…簡単に言いますよ。ゴリゴリに太くなります。ハイファイ、クリア、ワイドレンジなデジタルレコーディングしてるはずなのにナローでビック、そしてダークなサウンドになります。実は結構いろんなケーブル使ったりしてますが中でもこれは面食らうほどクセ強いです。

60、70‘sマナーに近しいミックスをするならばワイドレンジを切り崩すより、ゴリゴリの音達を力技で2MIXに落とし込むような感じのほうが良い結果になると考えるので、デジタル全盛のこの時世において決して使い勝手の良いサウンドではないもののアナログ的なここち良さと不条理を主張してくれるナイスなツールといえます。

マリンエアートランスに突っ込めばNEVEの音がするように(?)、これを刺すとカルダスの音になります。私見ですがスティーリーダンのエブリシングマストゴーや、ドナルドフェイゲンのモーフザキャットは典型的なカルダスのサウンドだと思った次第。参考までに。

まとめ : 私は大好きです。

MANLEY dual-mono micpre

MANLEY マイクプリです。
真空管でゲイン増幅を行う完全な真空管機器です。

先日のAMEKがキングならこれはまさしくクイーンです。
言っておきます、めっちゃHI-FIです。なんていうかとても音楽的で高級な音で収録できます。No Music No Lifeな人でこの機器を好きになれない人はいないでしょう。

あるエンジニア曰く、有名なテレフンケンV72(?)のマイクプリに似ているんだそうです。私は聴いたことがないですが。私見で音は以外とAMEK9098に似ていてそれもっとをふくよかにした感じと認識しています。9098を処分した理由は単純にこの機器があると出番が全然まわってこなかったからなのです。とりあえずNEVE系AMEK CIBとこのデュアルモノmic-preの2種でマイクアンプで困ることはほとんど無くなりました。

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で、MANLEY。マイクプリ、コンプ、EQ、DIといずれもネオクラシック機器と称され現代の名機とされています。とりあえずアメリカのCD8割はMANLEYの機器を通っているというほどメジャーらしく、LAでエンジニアをされている知り合いの方は”全部のラインナップ”を持っていている。”と自慢してました。国内のあるスタジオはVOXBOXというチャンネルストリップモデルを5、6台塔のように積んでいるそうです。ジムオルークという人はアナログテープとMANLEYしか使わないそうです。MANLEYが無いとマスタリングできないと駄々こねる人…等など。なぜかレコーディング機器なのにファンだという人が多く、また偏愛している人が多い…

真空管は音楽に良く作用するとロジックでわかっていつつ

MANLEYのコンプ、EQもしっかりほしい私はそのひとりになりつつはあります。
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