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ファットチューズデイサウンドのブログです。

Shunyata Research Black Mamba

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シュンヤッタリサーチブラックマンバです。
ACケーブル第二弾です。いやぁ太いですねー。高級ACケーブルの無駄さバカっぽさはホントに大好きです。

導入動機から…
やはり若気の至りです。ある日ある時期プロマスタリングスタジオに負けないマスタリングを行えるようになりたいと思った訳です(笑)。

業界標準プロツールスがまだTDMで24bit48khzの頃です。にわかにハイサンプリングだ、DSDだとか言われ始めた頃です。
ウチはもうsamplitude入れてまして某レコーディング雑誌ではMAソフトのヌエンドでマスタリング!とか素人みたいなことやってたものですから俺いける行けるかも?とか思ったんですねー。

まあいいや。
シュッンヤッタリサーチ、なんと言ってもNYにあるSONYのSACDマスタリングのスタジオが全面導入したケーブルで有名です。私もSACD、DSDは立派やなーと思っていたのであやかった次第です。

音はシンプル。SACDの音です。ホントです。非常にワイドで奥行きのある音になります。そして艶やか、クリア。先日のカルダス正反対の音です。ゴリゴリした感じはまったくないです。まさしく良い意味での現代的なキャラクターといえます。特に最近の人はこうゆう音をいい音と感じることが多いようなのでポップなレコードを作る時に出番がまわってきます。ある意味でそれとわかる音なのでキャラは強い方だと思います。

このblack mambaは現taipanとpythonとの間のグレードですが今はラインナップからはずれています。つか、今となってはPSEでどのグレードも買えませんけどね。

あと、最上位グレード名はanaconda(アナコンダ)。やっぱりみんなヘビ。

MANLEY variable-mu

manley variable-mu コンプリミッターです。
まず見た目がかっけー。
コレ、残念ながらまだ私物じゃありません。トラックダウンの時にいつも借りてます。いい加減てめぇで買えと言われています。何度持って逃げようと思ったことか。

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現在唯一ヴィンテージ機器で有名なフェアチャイルド670の流れ汲む『真空管』でゲインリダクションを行うコンプ、リミッタです。フェアチャイルド670なんて本物は使ったことないです。ま、プラグインでなら持ってるけど(泣)。

で、音。熱いです。本体も相当熱くなります。でも正常です真空管機器ですから。いや、熱い音です、コンプレッションしていくと気持ちーです。ある意味危険。ついついインプットゲインを上げてしまいます。しかし、むかつくことに上手いことまとまります。そして、manleyの音になります。まあいいか、良いから。こんな感じで以外とイージーにファンになってしまうのかと思う…。

スロー、ミドルテンポの曲の2ミックスに使う場合はヤバイです、桃源郷です。当たり前ですがデジタルプラグインでは絶対出ないリッチで官能的な音です。速い曲やガチャガチャした曲ではリミッターモード使った方が良い結果になります。
ROCKであれ、POPSであれJAZZ、HIPHOPなどグルーヴのある音楽にひたすら合います。
マスタリング機器として使われるのもわかる気はします。
嗚呼、ほしい。

ちなみに以外とよくわかってない方のため、tube-tech、summit audio、Drawmerなどもスタジオ真空管機器メーカーとして有名ですがコンプ回路は皆VCA、オプト(光学式)で、優秀な機器ですがいわゆるこの機器良さは持ち合わせてないです。安物tube機器は真空管をちゃちな回路の後に通しているだけなので論外です、あしからず。

AMEK CIBのローンが終わったら買おうかな、とか。
思うものの借りれるなら買わなくてもいいや、とか、LOOPしている日々。

AKG 451E

AKG 451Eです。レコーディングスタジオでお仕事をされている方にはとってもおなじみのペンシル型コンデンサーマイクです。完全スタジオ定番です。
今回はいまどき安くて似た型のマイクがたくさんあるのになぜわざわざこの高い”シゴイチ”を持つに至ったかを語ってしまいます。

皆さんはドラムのマルチレコーディングをしたことがあるでしょうか。
私がミヨウミマネでレコーディングをはじめたころ確かシュアーのSM57やbeta52,RODE NT2,3,などを使って練習してました。現在のようにナイスな(?)ドラムを収録できるようになるまでいろいろ紆余曲折がある訳ですが至る過程で問題だったひとつがハイハットなどの金物です。

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当時RODEだかJOEMEEKだったかのペンシル型コンデンサマイク使ってマイクの向き、距離、スネアやオーバーヘッドのリーケージ具合、コンプレシオやアタック…考えられることは何でも試してハイハットのナイスな収録を試んでいましたが上手くいかず途方に暮れてました。
音が近過ぎるのです。クリアで良く聞こえるんだけども単純に刻みが気持ちよくない。

そんなさなか見かねた知り合いのエンジニアさんが一言、
”レコードで聴けるハイハットの音は451の音”、貸してくれた。

すごく迷走してたから自分の中でこれ名言。
目から鱗(?)違うかな。ヘッドホンしてファンタム送ったらすぐわかった。451じゃなきゃダメだと。全然金無かった時だったけど、借金して次の日に買いにいった。おかげで生活も苦しんだ。でもハイハットの音が最高だから最高だった、だから忘れられない。若き日の思い出…みたいな。

451はオンマイクにしてもどこか距離のある感じで収録できます。金物にはこれ以上無く最適。と言うかレコードの音まんま。ピアノに突っ込む時も使います。これ同じ理由。

定番の力を思い知らされた一番最初の一品です。
それにしても最初に考えたエンジニアは偉らいやっちゃ。だれか知らんけど。

いいですか、ハイハットはシゴイチで。


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