BenchmarkのADC1およびDAC1です。ADコンバーターとDAコンバーターです。略してADC、DAC。これに番号つけてADC1とDAC1とは、、、芸のない奴等。

ベンチマークは日本でほとんどお見かけしません(またですか)。
しかし海を渡るとスタジオ連中の間でBenchmarkを知らん奴はいないというほど超定番なAD/DAメーカーです。めちゃめちゃ音がええー。フラットだ、カッコええ、しかも安い!!!って大騒ぎになってあっと言う間にスタンダードなった感があります。

07e4346a.jpg

もともと導入動機。ウチのミックス環境が整っていくのにしたがって、使ってたApogeeのmini-meがアウトボードとバッティングするようになったためです。最近のApogeeは柔らかくて太い≒LOWMIDがだらしなく鳴る?なのですがこれが意外と高級アウトボードに搭載される密度の濃い締まったLOWMIDを濁してくれるのです。
こりゃまーテキトーなタイミングでおさらばせねばーって感じてたところ国内の某トップマスタリングスタジオの方が50万以下ではBenchmarkダントツで良いよーと親切に煽ってくださりAD、DAセットで入れました。

ADC1、DAC1ともにすばらしく音にキャラなし。フラット、強いて言えば硬質、つまり正確。つまらんが密度がしっかりしてるのでつまる音を自分がちゃんと作ってあげればそのままモニターできデジタルにプリントしてくれる。ADC1に関してはクロックマスターとしても使っているけど精度はかなり良さげ。ウチのシステム的には別途クロックジェネレータ要らずでいけるかな。

後日談なのですが、EUROの某有名クラシックレーベルでレコエンジニアしている日本人の方とお話する機会があり。EURO界隈の生録系はAD,DAだけでなく最近はHAもBenchmarkなんだそうです。収録自体、何百年前の響きの良い教会やホールに出張してレコーディングするのでキャラのないHAとADの組み合わせですごーく良い音で録れるのだそうだ。羨ましい、羨ましすぎる。
ちなみにDAWはみーんなPyramixかSamplitude/SequiaらしくPT使わないの?って聞いたらあーんな音悪いもん誰も使わないよって(笑)。
EUROな人々は英米産の愚民大衆向けのPOPレコード制作とは一線を引きたいようです(笑)。

そんなbenchmark。話のレベルは落ちますが!
この間のジャックジョンソンのレコードで使ってたADCもコレだった、あは♪

ようは、コレで十分ってことですわ。