ゼンハイザーMD421。定番マイクダイナミックマイクです。
私の中で勝手にウラ番長っぽいイメージなんだけど愛称は可愛くクジラ君。

昔は低音用マイクといったらこのマイクだったそうです。キック、タム、ベースアンプなどは皆これを置いていたらしいです。今日もっと低い音を収録できるマイクがあるのでキックに使われることは減っていると思いますがタム録定番はいまでもMD421です。

このマイク、ダイナミックマイクの割に以外に高いんです。確か一本3~4万で、これがかさむとバカになりません。雑誌かなんかのドラム録写真で3タム構成のタムにそれぞれに2本づつ置いてて全部で六本ありました。x6で計算すると、、、はい。高っ、たけぇ、&タムのくせにっ、となってしまうのです。
ゼッてータムとか録らねーと思ったものです。

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MD421、私か一本持つようになったのはタムではなくスネアを録りたかったのであります。浅胴のスネアをこのマイクで録った音が好きなのです。

今ではタム、ベースアンプやキックにとフツーに使ってますが聞かせどころがSM57よりも低くゴリっとしているので存在感を出したいパートに選んで置いてる気がします。これがウラ番長っぽいイメージを持ってる理由であります。

MD421は白クジラなんて言うレアなものあったりとか、ローカットフィルターが付いていたりとか、もともと放送ブロードキャスト用であったとかいろいろレコーディング産業に密接な逸話の多い歴史のあるマイクで、スタジオにとってもまさしくなくてはならない必須の一本です。

しかしながら、
いかに日本語において3文字が使いやすいとはいえ
見た目が"くじら"みたいじゃーんとか言って
"くじら"と呼びはじめたスタジオ関係者の安直なセンスはついては、いかがなものかと(笑)