カルダスゴールデンリファレンスパワーコードです。こんなものを紹介してしまってよいのだろうか。ある人はマジですげー!と言い、ある人はバッカじゃないの?切り捨てる。未だ意見が2極に分かれる電源ケーブルです。しかもこれ高いです。興味がある人は勝手にしらべてください。

1e5efda8.jpg


私が録音業を行うきっかけであり、勝手にあがめているスティーリーダンのエンジニアで有名なエリオットシャイナーが絶賛しているカルダスの電源ケーブル最上位モデルですね。そりゃ使ってみたいじゃないですか。少しでもあの音に近づくなら…そう、若かったのです。

で、これを使うとどうなるかというと…簡単に言いますよ。ゴリゴリに太くなります。ハイファイ、クリア、ワイドレンジなデジタルレコーディングしてるはずなのにナローでビック、そしてダークなサウンドになります。実は結構いろんなケーブル使ったりしてますが中でもこれは面食らうほどクセ強いです。

60、70‘sマナーに近しいミックスをするならばワイドレンジを切り崩すより、ゴリゴリの音達を力技で2MIXに落とし込むような感じのほうが良い結果になると考えるので、デジタル全盛のこの時世において決して使い勝手の良いサウンドではないもののアナログ的なここち良さと不条理を主張してくれるナイスなツールといえます。

マリンエアートランスに突っ込めばNEVEの音がするように(?)、これを刺すとカルダスの音になります。私見ですがスティーリーダンのエブリシングマストゴーや、ドナルドフェイゲンのモーフザキャットは典型的なカルダスのサウンドだと思った次第。参考までに。

まとめ : 私は大好きです。